新潟の糸魚川から信州松本までの道は、「塩の道・千国街道」と呼ばれています。糸魚川から姫川沿いにすぐに急坂となるこの道は,峻険な北アルプスの山々に抱かれた美しいところです。
国道148号線に沿うように旧道の塩の道が存在します。街道沿いには石仏が数多く残されています。
紅葉の季節に、一人で閑静な落ち葉のじゅうたんの上を歩きながら、その地の人や歴史に触れながらの山旅は新鮮なものです。
「輪行」とは、自転車を収納できるバックにいれ、電車で目的地まで行き、自転車 でその地を周りみる事です。
行きは糸魚川市より、JR大糸線で自転車をバックに入れて信州白馬村まで一緒に電車 の旅です。2両編成のローカルなワンマン電車が姫川沿いをゆっくりと走っていきます。いつもは車から見る姫川も電車からの視線でみると人で、行きなれたその土地もまた違った角度で見れたりします。
白馬村の無人駅で降り、自転車を組み立てて、糸魚川市まで、「塩の道・千国街道」を走ります。
マイペースに、あっちこっちで下調べしたところを寄り道しながら、ついでに姫川で石を拾いながら、朝電車 に乗った駅まで走ります。
秋は地形により日暮れが早いのであまりのんびりできませんが、気持ちのよい旅ができます。