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渡り鳥の季節


2014年11月07日

 3月に入り、ようやく暖かくなり田んぼの雪も少なくなりました。新潟以南から北上組の白鳥達はこの時期になると長岡の田んぼで落ち穂を拾いながら休み北上します。気温も冬と比べると暖かくなり、この時期に晴れた月や星が綺麗に見える夜には、白鳥が群れで飛んでいる鳴き声が聞こえます。白鳥は3月ともなると日中、気温の高い日もあり、夜のほうが気温も低く長距離の飛行がしやすいようです。

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今年の正月休みに山形県酒田市の最上川スワンパークへ行ってきました。現在、鳥インフルエンザ感染予防の為、餌付けは自粛していますが、白鳥の飛来数はさほど変わらないようです。最上川スワンパークは下降付近で日本海に近く冬の風の強さは凄く、少し気を抜けば体ごと飛ばさせてしまうくらいです。白鳥も誰も餌付けをしないことが分かったのか、川の島影に身を寄せていました。現地に着くと餌付けを自粛していることもあり、以前は賑わいを見せていたスワンパークも今ともなれば誰一人いませんでした。

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スワンパークの前には、監視小屋があり、「酒田市白鳥を愛する会」の会長 池田昭三氏が毎日この小屋で白鳥を見守っています。池田昭三氏と30分くらい今までの経過や、丁度2日前にニュースで話題になった体にルアーが引っ掛かった白鳥の経過などのお話を聞かせてもらいました。河川を管理するには「酒田市白鳥を愛する会」だけの判断だけではなく、その土地の所有者として行政の判断があったりと、管理するにあたり、大変な苦労をさせているようです。餌付けを自粛することに関しても、「白鳥に餌をあげてほしい」等、くず米を遠くから持ってきてくれる方や、可愛そうになり泣いて帰る方もいられるようです。田んぼが雪で埋もれないうちは落穂があり白鳥もまだ食料難ではないのですが、雪で田んぼが埋もれてしまう時期になると深刻なようです。

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餌付けを自粛してから、カモ類は相当数減ったようです。「酒田に行ってもエサはないぞ」という広まりか、以前の賑わいが無くなりました。
44年前、人間の手により、白鳥の飛来地としてつくり上げてきた最上川スワンパークですが、鳥インフルエンザの影響にて人間の手で自粛することは「良いこと」と言ってよいのか、「良くないこと」なのか経過をよく理解していない私には評価することができませんでした。
いずれにせよ、今までのように平和なスワンパークが復活することを願ってます。

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