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電気を知る3 黒四ダムとダム建設

2014年11月07日

 「生活の中で毎日利用している電気は、どのように造られているのか」のシリーズです。
電気の分野のことを書いていると、いつも㈱東北電力様に好評?を頂いています。新潟県の一般家庭で使われている電気は㈱東北電力様の電気なので是非とも㈱東北電力様の発電所を取り上げたい気持ちも山々なのですが、他の電力会社のお話もあり恐縮です…。
この度は、すでにご存知かと思われますが富山県黒部川水系に建設された㈱関西電力の通称「黒四ダム」のお話です。富山県黒部川水系に建設された黒部ダム。そのダムの水を利用している発電所が黒部川第四発電所であることから通称「黒四ダム」と呼ばれています。
黒部川第四発電所は最大出力335,000kW、日本最大規模の水力発電であり、建設に多数の犠牲者を出し難工事だった黒四ダムと長野県大町市からのアプローチである大町トンネルについてのお話です。

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 黒四ダムで造られた電気は関西電力のある関西方面で使われています。
戦後、大阪をはじめとした関西地方では日本の成長期でもあり、電力不足な悩まれていました。昭和31年から始まったダム建設には当時の最新の土木技術や測量技術が使われ、1000万人もの人手により7年を経て完成しました。電力不足であった関西地方に一日も早く電気が送れるよう日夜を問わず交代で工事が進みました。
この工事の様子はNHKのプロジェクトXでも取り上げられ、映画「黒部の太陽」、「高熱隋道」吉村昭著でも表現されています。

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 北アルプスの黒部川上流で建設された黒四ダムは豊富な北アルプスの雪解け水を利用し日本最大規模であります。そして険しい北アルプスの狭間にあるダムに工事資材や管理をする為に建設当時は馬やヘリコプターで資材を運搬していましたが、大量のセメントや大きな資材はそうもいかず困難を極めました。そして長野県大町市からのアプローチとして大町トンネルを掘ることを決めたものの、トンネル工事が中盤までさしかかったところで破砕帯にぶつかり、大量の北アルプスからの冷水が噴出し、多数の死傷者を出し困難を深めていきました。その難工事の中でも工事関係者は一丸となり諦めずに当時の最新の技術でトンネルを掘り進むことに成功し、工事物資の搬入ルートの確保ができたことにより、ダム建設も現実となりました。

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 完成するかどうかの保障もない困難なダム建設に、関西電力の当時の資本金の5倍もの総工費をかけた夢のようなダム建設は、人々の理解と一丸となって諦めずに自然と戦った人間の本当の力だと感じられました。そんな思いで訪れた「黒四ダム」。トロリーバスで破砕帯のある大町トンネルを通過し、ダム周辺を歩いてみると、当時ダムのコンクリートを打設した機械があったり、工事のための建物もそのまま残っており、最後に慰霊碑の前で人の苦労を実感し、「黒四ダム」がただ日本一大きいだけの感動よりもっと大きなことを学んだような気がしました。
私がまだ生まれなかった頃のことですが、人は現在よりも大きなことをしていたのですね。
そんな感動の大町ダム。電気の仕組みを知ることよりも、自然に挑む人間の力の強さを知ることができました。

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 次回は、長野県大町市にある㈱東京電力の高瀬川ダムの発電所内部を見学に行ってきましたので報告します。ここではダムの水を利用した「揚水式発電」と環境に優しい「ロックフィルダム」を紹介します。

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